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台湾入国に必要なことを (2021年7月版)

前回、台湾から日本への渡航についてこちらの記事で詳しく記載しました。

今回は台湾入境に必要なことを記載します。

前提として、台湾居留証を所持している日本人向けになります。

<内容は下記三項目> 

1.台湾渡航に向けてまずやること

2.台湾入国手続きの流れ

3.デマ情報の多さについて

 

1.台湾渡航に向けてまずやること

隔離先の確保

 なんと、6月27日以降の入国者より自宅隔離がNGになりました。
 <↓日台交流協会のプレスリリース参照↓>
新型コロナウイルスに関する注意喚起: 台湾入境時の検疫措置の強化(自宅での在宅検疫の不許可、検疫終了前のPCR検査等)(6月27日~) 新着情報 | 公益財団法人日本台湾交流協会

 その為、台湾入国前に防疫ホテルを予約しなければなりません。
 「え?防疫ホテルどうやって予約するの?」
 下記リンクで防疫ホテルを検索できます。

 ・台湾全体⇒防疫旅宿專區

 ・台北市台北市のエピデミック対策ホテル検索

 ・新北市新北市防疫旅館預約訂房表

 旅行会社に頼らず自分で予約ができますよ!

 

航空券の取得

 いつも通りでOK。私はLCCで行きましたが、何の問題もありません。

 

PCR検査の予約

 陰性証明は英文か中文で、書式は任意。

 記載が必要な情報は、

  ①パスポート記載の氏名、パスポート番号或いは生年月日
  ②検査内容:COVID19
  ③検査法:PCR、Real-Time PCR、RT-PCR、RT-qPCR (Quantitative Reverse Transcription PCR)、NAA(Nucleic acid Amplification)、NAAT(Nucleic acid Amplification Test)、NAT(Nucleic acid Test)、LAMP(Loop/Mediated isothermal Amplification)或Molecular Diagnosticsのいずれか
  ④検査結果(Negative或いはUndetectable)
  ⑤検体検査日、報告日
  ⑥医療機関の情報及び医師のサイン

 そして出発日を含めない3営業日以内に検査を受けた陰性証明であること。
 3営業日以内てどういうこと?下記の通り↓
  ①木曜日に出国の場合、月曜~水曜に検査を受けた陰性証明
  ②月曜日に出国の場合、前週の水曜~日曜に検査を受けた陰性証明
 「営業日」は土日を含まずということです。
 日本入国PCR検査よりだいぶ余裕がありますね。
 日本でPCR検査を行う医療機関一覧は下記

 自費検査を提供する検査機関一覧|厚生労働省

 

台湾の電話番号があるスマホを準備

  衛生福利部疾病管制署より電話やSMSを受け取るのに必要ですが、台湾に居留証を持っている人なら当然持ってますよね。割愛します。
  ない人は事前に準備しましょう

 

入境檢疫系統をスマホで登録

 下記サイトに情報を入力し登録します。

 入境檢疫系統(航機版)Quarantine System for Entry (Aircraft version) 

 難しい内容はありませんが、サイト冒頭にある
 「航班抵臺48小時前登入系統輸入之資料 ,均屬無效」
 というのが、
 ①台湾着の48時間前より以前に
 ②台湾着の48時間前の以降に
 と解釈が悩ましいですが、正解は②です。

 記載が終わったら最後の画面をスマホに保存
 保存した画面は日本出国のチェックイン時に、
 更に台湾入境時に検疫官に見せます。
 因みに登録後に登録確認メール等は来ません。 

 

2.台湾入国手続きの流れ 

①日本のチェックインカウンター

 陰性証明と入境檢疫系統登録画面を見せます。
 内容に問題が無ければ通常通り搭乗できます。

 

②台湾に着いてから

 入境檢疫系統に登録した人は、台湾着陸後すぐSMSで下記が送られてきます。

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 これを空港の検疫官に見せ、実際に本人であると確認が取れたらOK

 但しSMSが送られてこない場合も、スマホに保存してある登録画面を見せれば検疫官が調べてくれますので、登録されていることが確認できれば解放され、通常通りの手続きで入境できます。*私の場合は台湾到着後1時間以上たって送られてきました、、、

 ●更に追加情報で、本日発表によると7/2正午以降から、入境者全員に対し空港でのPCR検査が行われます。
 <<中央流行疫情指揮中心のプレスリリース>>
 因應全球Delta變異株流行,自7月2日中午12時加強國際港埠入境人員健康監測 - 衛生福利部疾病管制署

 本当に急ですね。まぁでもこれは日本入国する際もやることですし、入境者が費用負担する訳でもありませんから、特に問題ないかと思います。

 

 

③空港からの移動について

 空港で防疫タクシーが待機しています。
 適当に拾って滞在先に行って下さい。
 事前にハイヤー等の予約は必要はありません。
 因みに桃園から台北までは上限1000元と定額になっていました。

以上です。

日本への渡航に比べるとだいぶ簡単な印象ですし、隔離期間中も毎朝10時に送られてくる健康チェックSMSに「1」と回答するだけなので、日本に比べるとだいぶ緩いですね。

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但し、うっかり外に出てしまうと大変な罰則を受けて社会的にも金銭的にも死ぬので、そこだけは注意を。これが日本と一番違う点ですね。。。

3.デマ情報の多さについて

 最後に書いておきたいのがこれ

 私も台湾入国前に様々な情報を調べましたが、
 誤情報を掲載が多々見受けられます。
 原因として
  ①台湾福利衛生部の発表を誤翻訳
  ②ネットで拾った情報で適当に書いている
 などが考えられますが、

 例えばこのHISが出している動画

動画の10分45秒~からの解説では、 
PCR検査は3日前48時間以内のもの
・入境檢疫系統は搭乗の48時間前までにログイン
とありますが、これら誤情報です。

HISのような大手旅行会社でも
こういった誤った情報を発信しています。
これを見て入国できない人がでた場合、どうするのでしょうか?

 

正確な情報を得たい場合は、

台北駐日経済文化代表処(https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/)

へ直接問い合わせるのが一番正確かと思います。

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入境檢疫系統は日本の空港でも登録できます。