台湾サブカル探訪

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飛鴻Faye Hong / 少年仔 ~伝統音楽との融合~

飛鴻Faye Hongは、台北でギタリストとして2008年ごろから活動していた譚翰駿のソロプロジェクト名称であり、彼が伝統音楽家黃苡哲との出会いにより台湾の伝統音楽や戲曲文化を吸収し、新たに2018年より始動した唯一無二のバンドのことです。

 

譚翰駿については、よくライブハウスで酔っ払っているお兄ちゃんくらいの認識しかなかったのですが、2019年4月に迪化街で行われた才能有限公司とのゲリラライブをたまたま観て、腰を抜かしました。⇓これはLegacyでのライブ映像

エモーショナルなオルタナティブ・ロックサウンドの中に、台湾の伝統音楽や歌仔戯、南北管を高度な演奏技術できめ細やかに落とし込み、見事に消化しきっています。

所謂エスニックみたいな、シタール風の音や和風や中東音階を取り入れるバンドはThe Beatlesから現代に至るまで、世界中に多々います。(私がやっている鱷魚迷幻も)

しかし、ここまで中国や台湾の伝統音楽/伝統楽器をロックのフォーマットに落とし込み融合させたバンドは見たことがありませんし、型にはまりがちな台湾のロックバンドにおいて「台湾」だから得られる個性を持っていることが素晴らしいです。

彼らの話を聞くに、伝統楽器や戲曲文化の歴史や精神的な部分から理解しようとする姿勢が、伝統音楽とロックの融合を成功させている理由なのかな、と思います。

 

メンバーは下記の通り。

Guitar/Vocal:譚翰駿(飛鴻)

柳琴/Chorus:黃彥寧

Bass:陳碩甫

Drum:張傑華

Synthesizer:小元子

二胡/嗩吶/椰胡/洞簫/殼仔弦など:黃苡哲

 

見慣れない楽器名が多いので、とりあえず楽器名にリンク付けときました。気になった方は見てみてください。とにかく黃苡哲は多彩ですね。

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飛鴻 Faye Hong Facebook ページ

日本のWEBメディアや雑誌が台湾のバンドを紹介したりすることも多くなった昨今ですが、日本にもいそうなバンドばかり紹介するのではなく、こういう台湾ならではの個性を持ったバンドも紹介して欲しいですね。

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2020/2/20 THE WALLで行われた1st ALBUM「看望」レコ発LIVEに行ってきました。

ライブはAcoustic編成と一般編成の2部構成。

合間にメンバーによる布袋劇(台湾の伝統人形劇)の上演もやっていました⇓

彼らの伝統音楽に対する本気度を感じます。

CDのジャケットデザインもかっこいいです⇓

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 残念ながら日本での発売は無いようですが、、、本当に興味があって買いたい人は私にご連絡下さい、台湾から着払いで良ければ送ります。

 

 

日本のバンドにはない個性を持ったバンドなので、多くの人に聞いて頂きたいです!