台湾サブカル探訪

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山頭 / 無妄合作社 No-nonsense Collective ~台湾インディーズ④愁城

愁城

とは、簡単に言うとD.I.Y精神をもって創作や言論活動を行う若者たちの組織。

元々はThe Deposers 罷黜者のドラマー&幹不需要理由のボーカルだった台湾大学の学生・謝碩元(通称 雞哥)を中心とした

マルクス主義研究会で、彼の失業を機に色々あって周りの人たちが集まり2015年に『愁城』という組織になりました。

2017年には2日に渡る音楽FES『愁城鬧事 Trapped Citizen Riot』を開催。

(私のバンドも参加させていただきました!)

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同時に同名コンピを発売、台湾インディーズシーンに愁城の名を強く印象付けました。

以降も、The Deposers 罷黜者から派生した無妄合作社 No-nonsense Collective共犯結構 Accomplicesを中心に、国内外でのライブイベント企画、レーベル出版、講演会、はたまた政治活動など、様々な活動を行っています。

無妄合作社 No-nonsense Collective

開店歌

開店歌

  • Airhead Records
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無妄合作社No - nonsense CollectiveはThe Deposers 罷黜者のヴォーカル郭力瑋と先の謝碩元(ベースに転向)、幹不需要理由のギタリスト謝秉男、それに台東アミ族のバンド・漂流出口のドラム林肯により、2015年の終り頃に結成。

その後、練習の度に林肯が住む台東へ赴き数日間JAMをしながら過ごし、また台北に帰る、という生活を続けるも、やはり距離的に問題が有る為、ドラムが邱孝齊に交代し、2016年からライブ活動を開始させます。

2016年には素人の乱主催イベントで来日ライブを行っており、その当時はまだパンク色も見受けられましたが、2017年愁城鬧事以降、演奏がよりタイトになり、台湾らしいメロディーの中にPsychedelic/Progressive/Reggaeの要素がちりばめられた独自のサウンドへ進化、2017年後半EPリリース以降、台湾インディーズの中で急激に人気を得ています。

個人的には、台湾インディーズをメジャー寄りVSアングラ寄りに二分する力を持っているバンドだと思いますし、『愁城』の動きにも期待しています!

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